【3.11】14年前に無力だった私が、いま絵本を届けている理由

みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。

今日は 3/11。
14年前のこの日、東日本大震災が発生。

当時の私は、静岡県にある建設会社の社員だった。

当時、テレビの向こうでは信じられないような光景が広がり、次々と被災地への支援要請が舞い込んでいた。

建設業(解体業)という職業柄、被災地での復興支援に関する情報も多く飛び交っていた。

ただ、復興支援に行きたいと思っても、自分が行くかどうかを決められる権限もなかった。

会社の決定は「行かない」。
その理由は、仕事が途切れていない地元で社員を守るためだと、十分理解はしていた。

それでも、私自身は何とも言えない苦い無力感を感じていた。

募金は少額ながらした。
でも心の中に広がった無力感を払拭するには程遠かった。

あれから14年。
そのときの無力感はまだ鮮明に覚えているが、今の私には少しずつできることが増えたと感じている。

私達が制作した絵本『コウちゃんと魔法の家』は、子ども達に建設業の仕事や魅力を伝えるためのものだ。

静岡県をはじめ、神奈川県、ベトナム、そして能登半島地震で被災した石川県の能登地域にもこの絵本を届けることができた。

もちろん、絵本があっても空腹は満たされないし、冬の寒さを和らげることもできない。

それでも、ほんの少しだけ、絵本が子ども達の日常に笑顔や好奇心を与える瞬間があるならそれだけでも意味がある、と思いたい。

何よりも、私自身があの無力だった頃と比べて、少しだけでも「誰かのためにできること」を選択肢として持つことができたことが嬉しい。

この14年の間に、本当にたくさんのご縁が重なってこのような活動を始めることができた。

今でも無力感を感じることは多い。

けれど、今生きていられること、そして支えてくれる周りの人たちに感謝をして今日もまた頑張ろうと思う。

あと、今日、もし頑張れなかったとしても気にせず行こう!
明日頑張ればいいし、明日も頑張れなかったら明後日頑張ればいい!

まずは、今日を生きぬくことを頑張ってほしいと思う。

というわけで今回はこれくらいで。
以上、ウエマツでした〜